タイトル『暴君怪獣ネロギラス』(2005)

 『ウルトラマンマックス』のオリジナル怪獣コンテストに応募した作品。見事不採用。

 A4サイズのイラストボード(キャンソンケント)にB5サイズに描いている。透明水彩で彩色。それをパソコンにスキャン、Photoshopで修正、色補正。応募用には、illustratorで怪獣のデータなどを打ったテキストを組み合わせている。

 それにしても、オリジナリティーのかけらのない怪獣になってしまった。ゴジラタイプの怪獣に、鎧をつけただけ。発想の飛躍がない。我ながら、才能のなさにガッカリする。選ばれないのも仕方ないだろう。

 アイデアスケッチの段階で色々デザインをしたのだが、最終的にこのような凡庸な怪獣にまとまってしまった。

 成田亨を始めウルトラ怪獣をデザインした先人の、才能の豊かさに脱帽する。きら星のごとき個性豊かなオリジナリティー溢れる怪獣達に、遠く及ばない。

 コンテストに最優秀賞に選ばれたのは、8歳の男の子。のびのびと力強い怪獣を描いていた。他に受賞した子供達も、じつに個性豊かな怪獣を描いている。私は頭の固い、つまらぬ大人になってしまったようだ。

 一応以下に設定を書いておく。 

◆ネロギラス・データ

身長/57m 体重/6万1千トン

特徴/凶暴、短気。パワーファイター型。ある生物学者が、マックスを倒すためにある怪獣を強化した姿。技は、頭からの体当たり。左右のパンチ。尾を振り回し先端の鉄球をぶつける。額の三本の溝から   プレート状の光弾を発射。足の裏の溝は焼き印になり、踏みつけると熱い。