タイトル『コサキン仮面』(2009)

 ワトソンボードに、水彩絵の具で彩色。文字組は、illustrator。

 『コサキン仮面』とは、小堺一機&関根勤のラジオ『コサキン』で、1986年に番組とリスナーで盛り上がって作った(らしい)、ビデオ映画です。2004年にDVD化され、それを持っているので、そこから描いてみました。

 ミスコサキンの長島聡子さんが、怪人アサイ=ニセ社長川岸にさらわれた!ムックン(小堺)とラビー(関根)よ、コサキン仮面に変身せよ!

 中央にいるのが、関根さん演じる、コサキン仮面。コサキンの二人が合体変身した姿です。股間がもっこりしているのは、宇津井健の若き日の主演映画『スーパージャイアンツ』(新東宝)において、宇津井=スーパージャイアンツの全身タイツ姿の股間がもっこりしていたことによるもの。これは、今でも番組でネタにされております。

 左上にいるのが、ニセ社長川岸こと、浅井企画の川岸咨鴻(ことひろ)専務。彼が変身すると、右上の怪人になります。『超人バロム!』のドルゲ魔人みたいです。

 左下は、リスナー()の秋葉さん。映画『さびしんぼう』(1985年/大林宣彦監督)のパロディーで、顔を白塗りして、映画のラストに登場。

 コサキンリスナーでなければ楽しめないほど、展開は非常にグダグダです。でも、若きコサキンのハイテンションさ、リスナーの盛り上がりが、コサキンファンには楽しい作品。

 2009年3月末で惜しくも放送が終了する『コサキン』に思いをはせて、このイラストを描きました。