タイトル『アイアンキング(2003)

 宣弘社制作『アイアンキング』(1972)より。某特撮雑誌に投稿するために制作。結果はボツ。

 パーツごとにマンガ原稿用紙に下書き→ペン入れ。それらをスキャナーでパソコンに取り込み、PhotoShopレイアウト。ロゴはillutratorで制作してPhotoShop でレイアウト。彩色・加筆・修正もPhotoShop。プリントアウトして完成。

『アイアンキング』は子供の頃大好きだった作品の一つ。近年全話見返したのだが、やっぱり面白かった。

 主人公は、イラスト右の静弦太郎(石橋正次)。彼の左にいる男は、相棒の霧島五郎(浜田光夫)。この彼が、実は巨大ロボットアイアンキングへ変身する人物。全話見返した時期に、どうしても描きたくなって描いた作品(だったと思う)

 本作は、国家警備機構の静弦太郎と霧島五郎が、日本転覆を企む組織が操るロボットや宇虫人(←誤植ではない)と戦うストーリー。アイアンキングは、番組タイトルになっているが、実質の主人公は弦太郎。霧島五郎=アイアンキングは、弦太郎のサポート役である。                    

 変身するのが主人公ではなかったり、敵が今で言うテロリスト集団だったり、斬新な試みやハードな設定が多かった。だが、弦太郎と五郎の掛け合いが漫才のようで明るく、ドラマが深刻にならない。石橋正次と浜田光夫の演技の上手さが光る。

 余談になるが、近年の『ウルトラマンネクサス』は、『アイアンキング』と同じく、主人公は変身しない。だが支持を得ることが難しかった。その要因の一つには、ストーリーを凝った上に登場人物が陰性で、暗い展開が続いたことであろう。弦太郎と五郎のような陽性のキャラクターで描かれていたら、また違った評価を得ただろうと思う。まぁ『アイアンキング』も半年で終わった作品であるが。

 ともかく不採用だったが、私的には気に入っている作品。